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魚とは何か

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あなたは魚の定義、言えますか?

実は不思議な魚の定義。 

魚とは何か

 魚とは何か。
 クイズ形式の話って自分好きではないので、最初に答えを言ってしまいます。

 魚とは  「魚形の生き物のことである」 

もう少し正確に…

 適当すぎましたか? でも、この定義でほとんど正解です。ちなみに授業では「鰓呼吸をして鰭を持つ魚形の有頭動物」と言われました。 ようするに決めては「魚形」ってことですね。

  魚類といっても、高校の教科書とか見ると軟骨魚類とか硬骨魚類とか書かれていたりすると思います。そういう「軟骨魚類」とか「硬骨魚類」とかを寄せ集めて も、魚にはなりません。じつはあと、「ヌタウナギ上綱」と「ヤツメウナギ上綱」という分類があるのですが、そいつらを集めても魚と言う「分類群」にはなっ てくれません。

 ……ちなみに軟骨魚類とはサメとかエイのことで、硬骨魚類とはマグロとか普通の魚のことです。なんとかウナギと言う輩はウナギと言う 名前は付いてますが、かば焼きになっているアレとは関係ありません。

なにが彼らをそうさせた

 変な定義ですが、これは、最近の分類学の発展によるところが大きいです。

 いままで「魚類」とまとめていたのだけれども、じつはその分け方ではまずそうだと言うことになった。それで新しく整理しおした結果、 「魚」と言う分類群が消えて無くなってしまった。と、そういうことです。
 要するに、学問上「もっと正確に」と思った場合、そもそも「魚」という分類はあまり適したものではなかったということのようです。

初めての分岐分類学

 分類学にもいろいろと流派がありまして、むかしは単に「形が似ているから」という理由で分類したり(表形分類学)していたようです が、最近の主流は分岐分類学だそうです。

 分岐分類学について簡単に説明します。例えば在りし日のネズミさんが進化して猫と猿と人間になったとします(本当にそんな進化をした の? とか、細かいことは気にしてはなりません。例です)。
 すると、 猫 ・ 猿 ・ 人間 は在りし日のネズミさんから「分岐」して登場したということになります。そうやって分岐した皆は同じ分類群と言う風に まとめます。

 一方、ここでグレイが登場したとします。グレイとは言わずもがなですが、頭でっかちの宇宙人さんです(知らない人はXファイルを見ま しょう)。彼は残念ながらネズミから進化したわけではありません。おおかた宇宙ネズミから進化したのでしょう。
 明らかにグレイさんは人間とはことなる「分岐」から発生しています。だから、どれだけ姿かたちが似ていても残念ながらグレイさんは人間と分類的にはおお きく異なることになります。

 と、こう考えるのが分岐分類学です。
 「進化」という考えを、生物の分類・整理にも活用しようじゃないか、ということをやっている分類学の一派だと思うと分かりよいと思います(あまり正確で はありませんが……)。

魚が魚で無い理由

 なぜ魚と言う分類群が系統分類学においては退けられてしまったか。

※ ネズミ⇒猫⇒猿⇒人間 というのは単なるたとえなので、信用しないでくだ さいね。念のため

分類の絵

 左の図を見てください。
 こう言う風に普通は分類します。
 ネズミから猫が分岐して、さらにそれが分岐したら人間とか猿とかになったと、そういう見方

一方……
分類の図

 人間と人間以外と言う風に分類したわけですが、この基準は変です。「同じ分岐元か」ということが分ける基準であって「仲間外れを無理 やり作る」というやり方は誤った基準なんです。

 専門用語では、これを側系統群と呼びます。

 結論を言うと、魚とは、ダメな(あくまでも分岐分類学上だめな、と言う意味)分類の図と同じことをしてしまっていたわけです。

 具体的には、「有頭動物(脊椎動物だと考えてもらってだいたいあってます)のなかから足の有る動物(四足動物)を抜いた」ら魚になっ たというのが魚の分類であったわけです。

 人間と人間以外っていう分類がおかしいのと同じ理屈で、足があるやつとそれ以外のやつっていう分類も最近はつかわれなくなりつつあ る。そういうことで魚と言う分類は存在しなくなってしまったわけです。

 また、硬骨魚類という分類群も、これと同じ過ちを繰り返しておりまして、系統分類学的な分類群とは認められておりません。

 分類って難しいですね。
 

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